逃げていった瑞祥さんの背中を見つめ困ったように頭を搔く聖仁さん。どうしたものかな、と悩んでいるのが手に取るように分かる。

焦れったい距離感に頬が緩む。とりあえず部活が終わったら、親友に電話して現状を共有するつもりだ。