こくりと頷けば「バイトもいいけど、友達といっぱい遊びなよ」と私の頭を軽く叩いた。


「先生達はどうして……? お二人も頼まれたんですか、お手伝い」

「お、という事はもう集まってる? 禄輪のオッサンのオナカマ」


社務所を指さした薫先生。不思議に思いながらもひとつ頷く。

薫先生は私の質問には答えず「宿題サボっちゃダメだよ」とだけ言うと嬉々先生と共に社務所の中へ入っていった。