「あの……純粋な疑問なんですが、どうしておじいちゃんはお兄ちゃんに興味があるんでしょうか? その、両親は親の反対を押し切って結婚してから親戚とは絶縁中だって聞いて。これまでだって連絡なんて一度も撮ったことがなかったし……」
結婚、という言葉に和来おじさんの顔が曇る。
やはり両親の結婚を快く思っていないらしい。
「……二人で話してもええか」
その言葉は鬼市くんに向けたものらしい。鬼市くんが不安そうな顔で私を見下ろした。大丈夫、と伝えると鬼市くんはひとつ頷いた。
「少しでも巫寿を傷付けるようなことをすれば、八瀬童子一族が敵に回ると思え」
青い顔をした和来おじさんが重々しく頷く。完全に敵認定されたらしくちょっと可哀想だった。



