俺と河太郎先生で喧嘩を始めるからいつも通り全力で止めに来い、と特に具体的な指示はなく三人は白砂の上に出る。

おーい、お前ら下がっといた方がええぞ。

いつの間にか演習場のすみに移動していた信乃くんが私たちにそう叫ぶ。


え?と首を傾げたその瞬間、ドパァンッと激しく力がぶつかり合う爆発音が響いた。