【湊少女監禁事件】概要②時系列

■2015年4月1日
岐阜県湊市内。被害者である少女Aが行方不明となる。同居していた義理の父親が20時に帰宅し家の中にいないことを確認する。

■2015年4月7日
入学式から無断欠席となっていた少女Aを不審に思った中学校担任教師が21時少女A自宅へ訪問し、行方不明になっていることが発覚。警察へ行方不明届け及び捜索依頼が提出される。

■2015年4月10日
少女Aが行方不明になった当日、午後16時頃市内スーパーマーケットの防犯カメラにてカップヌードルとスナック菓子を購入しているところを発見する。少女Aの目撃情報はこの午後16時が最後となる。以降約1年に渡り少女Aの情報が追加されることはなかった。

■2016年3月24日
岐阜県湊市児童保護施設職員が午前8時に施設清掃しているところで、門前にしゃがみ込んでいる少女を発見する。怯えている少女を施設内へと保護し、午前11時警察へと身元確認を依頼する。翌25日、行方不明となっていた少女Aであることが発覚する。

■2016年3月28日
少女Aへの聞き取り調査及びカウンセリングにより、身体・精神・学力に特段の問題がないことを確認する。また、同時に義父との同居が難しいと判断され、児童保護施設への入居が決定する。また行方不明になっていた期間について少女Aが黙秘を貫いたことにより被害届は提出されなかった。事件化しなかったことにより少女Aの行方不明期間約1年の全容は明かされぬまま空白の期間となった。

■2026年1月21日(少女A保護より約10年後)
愛知県某市内アパート管理人に近隣住民からの異臭連絡が入る。午後16時、確認の為鍵を開けた管理人及び地元警察官により、首吊りによる腐敗した遺体が発見される。同日午後20時、遺体が発見された部屋から何冊にも渡る手書きの手記及び生前使用していたノートパソコンが押収される。

■2026年1月24日
午後14時、司法解剖の結果、腐敗した遺体が朝霧和麻氏であり、死因は首吊りによる自殺であると断定される。
また同時に、21日に押収された手記及びノートパソコンからの写真データより、10年前に事件化されなかった少女A空白の1年間が明らかとなり、【湊少女監禁事件】が発覚する。