無事原稿が終わったモモを労い、光香とモモ、鷲見は、お茶会をしながら談笑していた。

「そういえばずっと気になってたんですけど、光香さんって恋人とかいないんですか?」

 カボチャタルトをつつきながら、鷲見が光香に問いかける。

「なにいきなり。スミィキモいんだけど」←※モモ

 光香はモモをこら、とたしなめつつ、
「いませんよ」
 と答える。

「…………ずっと気になってたんですけど、光香さんはなんでモモ先生といっしょに住んでるんですか?」

「えっ、なんですか、急に」

「いやぁ……だってぶっちゃけ、モモ先生ってワガママだしぐーたらだし、今は小説家で成功したからいいものの、ついこのあいだまではガチのニートだったわけでしょ? いっしょに住んだって、良いことなんて一個もないと思うんですけど」

「失礼だな、おい」←※モモ。

「すみません(笑)」
「スミィのくせにムカつく〜」
「だってどーしても謎なんですよ。光香さんほどの美人なら、結婚して幸せな家庭を作っててもおかしくないのになーって」

「お前マジでそろそろ帰れ!」←※モモ

「いたっ! 痛いっ! モモ先生なにするんですか! ぎゃあ! 痛いっ!」

※スミィは常識人の面を被っているが、ハラスメント常習犯。