「こらモモ、いつまでゲームして遊んでるの! そろそろ原稿やらなきゃまずいって言ってたでしょ! 大丈夫なの!?」
「大丈夫大丈夫〜。明日から本気出すって〜」
「明日じゃ締め切り過ぎてるでしょ!!」
※締め切りは今日。
「とにかく、原稿終わるまでゲームは没収します!」
「あっ! 私のゲームがぁっ!」
※モモ、光香にゲーム没収される。
「いいから原稿やりなさい!」
「見くびらないで! 今からやろうとしてたとこなんだよ!」
※もちろん嘘。
「れいちゃんにはなんにも考えてないように思えるかもしれないけどねぇ、私だっていろいろちゃんと考えてるんだから! もう頭のなかではお話も完成してるもん! 傑作間違いなしだもん!」
「……そう。じゃあ締め切りは間に合うのね?」
「うん! よゆーよゆー!」
「そう」
「だから、はよゲームを……」
「ダメ。先に原稿終わらせちゃいなさい?」
「や、でもそれはあとからでも……」
「物語完成してるなら、文字に起こすだけだものすぐ終わるでしょ? 物語が、本当に、完成してるなら」
「う……ま、まぁね? でもほら、今は気分じゃないっていうか……」
「もし締め切りに間に合わなかったら、今日のじゃがいもは抜きにします」
「れいちゃん、じゃがいもだけはどうか……どうかっ……!!」
※結局間に合わなくてスミィに怒られた。でもじゃがいもは食べた。