こうしてこの海にいると、夢のこと思い出すな。いつも夢に出てくるあの人は一体誰なのか、、、
夢でいつも会うだけで、顔も知らないのに、その人のことを好きになっている自分がいる。もっとあなたのことを知りたい。そう思ってしまう。でもそれはなんだかいけないことのような気もする。
「あぁー、もう分からねー」
投げやりになって、海に砂を投げると、すぐ横から
「何がわからないの?」
と、言われ
「っ!びびった〜」
正直な感想を言うと、阿古屋はクスリと笑って
「ただいま戻りました。」
と言った。