昼休み。俺は阿古屋と話をしていた。
「宮治君はどういう作品を描きたい?」
「俺は、なんでもいいよ。阿古屋さんは?」
「私は海を描きたいんだけど、、、」
何ともベタな。もうちょっといいのはなかったのか。何でもいいと言った手前、嫌だとは言えず、作品は海を描くことになった。
「もうすぐで1学期終わっちゃうし、夏休みに描かないといけなくなると思うから、メール交換しとく?」
と言うと、一瞬固まり、すぐに
「うん、わかった。」
と返事が来たので、メールの交換をした。