たくさんキスをした。
正しい始め方なんてわからなかったけど、ただ好きという気持ちが溢れるままに。
もっとくっつきたい。互いの服の1枚すら忌々しく邪魔に思え、それでもめちゃめちゃに剥ぎ取ってやりたいのを必死に抑えた。
「イツキ、バンザイして。」
Tシャツの裾に手を掛ける。
「……自分でできる。」
ささやかな抵抗。
「いいから。」
「コウ、たまに強引だよな。」
「嫌?」
「ううん。どっちかっつーと……好き。」
「……イツキはさ、そーやってちょいちょい可愛いのはわざとやってるの?」
「は??んなわけねーだろっ。コウが勝手に……っ」
「はいはい。いーから、はい、バンザイ。」
ゆるゆるとTシャツを脱がすと、イツキは恥ずかしそうに下を向き、両腕で体を抱え隠すような仕草をした。少し前まで俺の前で恥ずかしげもなく着替えたりしてたのが嘘みたいだ。
「あんま見ないで。」
「なんで。見るよ。」
「コウも脱いで。これじゃ俺だけ恥ずかしいじゃん。」
「ん。」
服を脱ぎ捨て露わになった俺の上半身をイツキは繁々と眺めた。
「ほんと、すっごい筋肉だよな。」
「そう、かな。」
「うん。かっこいい。触っていい?」
「いいよ。」
イツキの細い指が臍のすぐ横に、つい、と触れる。
「うわ、硬っ。」
しなやかな指は感触を確かめるようにくにくに押したり、割れた腹筋の筋をなぞった。
「すげーな。なんか前よりすごい気がする。いいなぁ。」
腹を撫でていた手は、そのうちするすると下へと降りていく。
「イツキ……っ、」
「んー?どした?」
「イツキ、一旦ストップ、」
こいつ、わかってやってんな……。
「待てって、……ぅわっ、、、」
スウェット越しに恥ずかしいくらいに隆起したそこに、イツキの指がつんと触れた。
「こっちもすげー硬くなってる……。」
イツキは執拗に先端を弄ぶ。
「や、めろ、って」
「なぁ……1人でするときって、俺のこと、考えたりした?」
「は、何言って……??」
「ふ、またでかくなった。……俺は、したよ。」
「へ?」
「1人でする時、俺はいつもコウのこと考えてた。」
快感に朦朧とした脳内にこれでもかと刺激がたたみかける。
「ちょ、まじでもう駄目……、なぁ、俺もイツキに触りたい。」
「だめ。」
「な、んで。……っ、ふ、ぁ……っ」
「だって、コウに触られると気持ち良すぎて怖い。なんにも考えられなくなる。だからや……」
たまらずベッドに押し倒す。
「ひゃっ、急になに……っ」
「イツキ、今のはお前が悪いよな?」
「離せ、いま俺がやって、やだっんむ、ぅ……う、」
舌を絡め上顎を余すところなく舐めまわすと、イツキはすぐにとろとろになってしまった。
「ほんとにやだ?」
可愛いおでこにキスをする。こめかみから、耳へ。ちゅく、と舌をいれる。
「ふぁ……っ、、!、」
反応がいちいち可愛くて夢中になる。
「や、な、なんかそれやだ、ぞわぞわする、ぅあ……っ、やめ」
「でもこっち、すげーことになってるけど。」
下着に差し込んだ俺の手は、俺のと同じくらい硬くなったイツキのそこから溢れ出した先走りでもうぐちゃぐちゃだ。
「なんか、おと、音やだぁ……」
ぐずぐずと今にも泣きだしそうなのが愛しくてたまらないなんてやっぱり俺は変態だ。
「んっ、んんっ、あ……ん…音が、待って、コウ、ちょ、やめ」
「やだって、俺もう……」
「ふ、ぁっ、まっ……ストップっっっって!!!」
「なに?」
「音、なんか外、音聞こえない?」
「外?」
……。
確かに。
外っつーか……うちの前?ってか……
ガチャガチャって、え、これ、玄関……?
???
「ただいまー!おにいちゃーん?」
!!!!!?????
正しい始め方なんてわからなかったけど、ただ好きという気持ちが溢れるままに。
もっとくっつきたい。互いの服の1枚すら忌々しく邪魔に思え、それでもめちゃめちゃに剥ぎ取ってやりたいのを必死に抑えた。
「イツキ、バンザイして。」
Tシャツの裾に手を掛ける。
「……自分でできる。」
ささやかな抵抗。
「いいから。」
「コウ、たまに強引だよな。」
「嫌?」
「ううん。どっちかっつーと……好き。」
「……イツキはさ、そーやってちょいちょい可愛いのはわざとやってるの?」
「は??んなわけねーだろっ。コウが勝手に……っ」
「はいはい。いーから、はい、バンザイ。」
ゆるゆるとTシャツを脱がすと、イツキは恥ずかしそうに下を向き、両腕で体を抱え隠すような仕草をした。少し前まで俺の前で恥ずかしげもなく着替えたりしてたのが嘘みたいだ。
「あんま見ないで。」
「なんで。見るよ。」
「コウも脱いで。これじゃ俺だけ恥ずかしいじゃん。」
「ん。」
服を脱ぎ捨て露わになった俺の上半身をイツキは繁々と眺めた。
「ほんと、すっごい筋肉だよな。」
「そう、かな。」
「うん。かっこいい。触っていい?」
「いいよ。」
イツキの細い指が臍のすぐ横に、つい、と触れる。
「うわ、硬っ。」
しなやかな指は感触を確かめるようにくにくに押したり、割れた腹筋の筋をなぞった。
「すげーな。なんか前よりすごい気がする。いいなぁ。」
腹を撫でていた手は、そのうちするすると下へと降りていく。
「イツキ……っ、」
「んー?どした?」
「イツキ、一旦ストップ、」
こいつ、わかってやってんな……。
「待てって、……ぅわっ、、、」
スウェット越しに恥ずかしいくらいに隆起したそこに、イツキの指がつんと触れた。
「こっちもすげー硬くなってる……。」
イツキは執拗に先端を弄ぶ。
「や、めろ、って」
「なぁ……1人でするときって、俺のこと、考えたりした?」
「は、何言って……??」
「ふ、またでかくなった。……俺は、したよ。」
「へ?」
「1人でする時、俺はいつもコウのこと考えてた。」
快感に朦朧とした脳内にこれでもかと刺激がたたみかける。
「ちょ、まじでもう駄目……、なぁ、俺もイツキに触りたい。」
「だめ。」
「な、んで。……っ、ふ、ぁ……っ」
「だって、コウに触られると気持ち良すぎて怖い。なんにも考えられなくなる。だからや……」
たまらずベッドに押し倒す。
「ひゃっ、急になに……っ」
「イツキ、今のはお前が悪いよな?」
「離せ、いま俺がやって、やだっんむ、ぅ……う、」
舌を絡め上顎を余すところなく舐めまわすと、イツキはすぐにとろとろになってしまった。
「ほんとにやだ?」
可愛いおでこにキスをする。こめかみから、耳へ。ちゅく、と舌をいれる。
「ふぁ……っ、、!、」
反応がいちいち可愛くて夢中になる。
「や、な、なんかそれやだ、ぞわぞわする、ぅあ……っ、やめ」
「でもこっち、すげーことになってるけど。」
下着に差し込んだ俺の手は、俺のと同じくらい硬くなったイツキのそこから溢れ出した先走りでもうぐちゃぐちゃだ。
「なんか、おと、音やだぁ……」
ぐずぐずと今にも泣きだしそうなのが愛しくてたまらないなんてやっぱり俺は変態だ。
「んっ、んんっ、あ……ん…音が、待って、コウ、ちょ、やめ」
「やだって、俺もう……」
「ふ、ぁっ、まっ……ストップっっっって!!!」
「なに?」
「音、なんか外、音聞こえない?」
「外?」
……。
確かに。
外っつーか……うちの前?ってか……
ガチャガチャって、え、これ、玄関……?
???
「ただいまー!おにいちゃーん?」
!!!!!?????