✽✽✽
「なんかすごい。すごいことした気がする。」
天井を見つめたままイツキが言う。
「俺も。なんか……すごかった。」
「すごい。」
「やばい。」
「ぶはっ……ははっさすがのコウでも語彙力どっかいったな。」
「いくだろ。これは。まじやべー。」
「やべーな。体やば。起き上がれん。」
ヨイショと起き上がり、どろどろになったイツキの下半身をティッシュで拭う。
「ちょっコウっ、くすぐってぇよ。自分でやるって。あはは、やめっ」
子供みたいな笑い声と、胸の辺りまで飛んだ白濁した液体のアンバランスさが俺の中の何かを掻き立てる。どうやら俺は自分で思っていたより変態らしい。
「じっとしてろって。」
くすぐったがって身を捩るイツキをなんとかひととおり綺麗にし、いつのまにか脱ぎ捨ててしまったスウェットの上下も着せてやる。
「赤ちゃんかなんかになった気分。」
途中からされるがままになって、イツキは言った。
「なんか飲む物持ってこよーか?」
汗でおでこに張り付いた前髪を整えてやりながら尋ねると、イツキはふるふると首を横に振った。
「いい。もう寝よ。」
甘えた声が胸を苦しくさせる。あーこれがキュンてやつか。とろとろと眠たげな瞼がかわいくて口付ける。
イツキはむにゃむにゃと何か(おそらく『おやすみ』と)言い、すぐに寝息を立て始めた。
「おやすみ。」
大好きだよ。イツキ。
「なんかすごい。すごいことした気がする。」
天井を見つめたままイツキが言う。
「俺も。なんか……すごかった。」
「すごい。」
「やばい。」
「ぶはっ……ははっさすがのコウでも語彙力どっかいったな。」
「いくだろ。これは。まじやべー。」
「やべーな。体やば。起き上がれん。」
ヨイショと起き上がり、どろどろになったイツキの下半身をティッシュで拭う。
「ちょっコウっ、くすぐってぇよ。自分でやるって。あはは、やめっ」
子供みたいな笑い声と、胸の辺りまで飛んだ白濁した液体のアンバランスさが俺の中の何かを掻き立てる。どうやら俺は自分で思っていたより変態らしい。
「じっとしてろって。」
くすぐったがって身を捩るイツキをなんとかひととおり綺麗にし、いつのまにか脱ぎ捨ててしまったスウェットの上下も着せてやる。
「赤ちゃんかなんかになった気分。」
途中からされるがままになって、イツキは言った。
「なんか飲む物持ってこよーか?」
汗でおでこに張り付いた前髪を整えてやりながら尋ねると、イツキはふるふると首を横に振った。
「いい。もう寝よ。」
甘えた声が胸を苦しくさせる。あーこれがキュンてやつか。とろとろと眠たげな瞼がかわいくて口付ける。
イツキはむにゃむにゃと何か(おそらく『おやすみ』と)言い、すぐに寝息を立て始めた。
「おやすみ。」
大好きだよ。イツキ。