しかし、兵力が劣るにもかかわらずウクライナ軍はしぶとかった。
 大量の兵隊を送り込んで雪崩のような攻撃を仕掛けても一進一退を繰り返すだけなのだ。
 前線は膠着状態に陥り、自国軍の被害は急速に拡大した。
 打つ手が限られる中、お前の苦悩は深まった。

 それでも天は見捨てなかった。
 アメリカから追い風が吹いたのだ。
 共和党の一部議員の強硬な反対でウクライナへの武器支援が滞るという幸運が舞い込んできたのだ。
 その結果、迎撃ミサイルや弾薬の在庫が減少し、ウクライナ軍の反撃は限定したものになった。