未来を重ねる僕と、絵本のように消える君

青春・恋愛

未来を重ねる僕と、絵本のように消える君
作品番号
1736452
最終更新
2024/10/16
総文字数
119,086
ページ数
33ページ
ステータス
完結
いいね数
1
僕はずっと彼女のことを忘れられなかった。
それが初恋だということに気が付いたのは、彼女を失った後だったから。

高校生になっても、それは変わらない。
ただ彼女との思い出の場所を写真に残すだけの毎日。

そんな中、彼女との約束の場所で、僕は「彼女」と出会った。
彼女は自分のことを幼なじみの「未来」だと名乗る。

でも彼女が未来の訳は無いんだ。
だって未来は、七年前に僕をかばって事故で亡くなったのだから。


どうして彼女は「みらい」だと名乗ったのだろう。
彼女は、いったい何者なのだろうか。

それとも本当に彼女は未来なのだろうか。
そんなことはありえないと思いつつも、少しずつ僕は初恋を取り戻していく。

その結末に何が待っているかなんて、わからないまま――




この物語はある少年の切ない恋のお話です。
表紙イラストは花音さんからいただいたイラストを使わせていただいています。
あらすじ
七年前に事故で初恋の幼なじみを亡くしてしまった一真。
ずっと自分のせいで彼女を亡くしてしまったと後悔の日々を続けていた。
彼の前に現れた少女は七年前に亡くした初恋の幼なじみ「未来」だと名乗った。
彼女はいったい何者なのか。なぜ一真の前に現れたのか。
そしてもう一人の幼なじみ梨央との間の関係も、未来との再会をきっかけに大きく姿を変えていく。
その先に何が待っているかもわからないまま――

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