どきどきというよりばくばくする胸の辺りをするりと撫ぜられ、さらに頭がパニックに陥る。
「ひいぃ!」
「無防備すぎなんだよね、れーちゃんは。お前のこと大好きな男の前でここ」
きゅっと服の上から摘まれたのは豆みたいに小さな麗紋の胸の頂だった。
「な、な、なんで、んなとこ触んの?」
「風呂上がりにちらちら見せるんだもん。ピンク色で可愛いから触りたくなって困ったよ」
「はあ? 俺、女じゃないよ!」
「男でも触ってたら、気持ちよくなるらしいよ?」
「ふあっ、あっ」
長く綺麗な指先がすりすりと麗紋の両方の胸の先を弄れば、布団の中、むわっと風呂上がりのお互いの熱気が籠る。こんなところを日頃意識したことがなかった麗紋だが、何故だか足の間も熱がたまり初めて、むずむずとしてくる感覚に驚く。そのまま切ない疼きを逃がしたくて足をもじつかせた。
「な、なんかへん」
「どんな感じにへん?」
「む、むずむずする」
半泣きな声に翠は喉をごくりと鳴らす。
「かわいい」
またあのいつもより掠れ欲を帯びた低い声を出す翠が、ぴちゃっぴちゃっと先ほどピアスを開けた耳を舐ってくる。
ぞわぞわが止まらない、ぞわぞわが身体中に官能の火を灯す。
(や、やばい。このままじゃ前、おっきくなるかも。二人の前でなんて恥ずかしすぎる)
幾ら幼いころから一緒だとはいえ、気恥しくて二人と恋バナはおろか猥談などもしたこともない。
暴れたせいで靴下が脱げて男にしては白く滑かな(本人は気にしている)足が布団の外に露わになった。
今度はその脚の膝裏を大きな手で掴み上げられた。
「麗紋……」
翠に負けぬほどの色気を湛えた碧の声と気配を足先に感じた次の瞬間、親指の先が生暖かい粘膜に含まれる感覚を得た。何をされているのか想像するだけでもいやらしすぎて、悲鳴をあげ麗紋は背をしならせる。
「ああっ! だめ! 汚いからやめて!」
ぴちゃ、ぴちゃとわざとやっているとしか思えない淫猥な音が響き、あろうことか指の股の辺りに舌が伸ばされ、舐られている感覚に身を震わせる。
「あうっ……、ああ」
「れーちゃんは汚いところなんてないから大丈夫だよ?」
碧の代わりに翠がそう答えてうなじにじゅっと吸いつかれた。
ちりっとする痛みにこそばゆさと身をよじりたくなるほど快感、そして布団の中に充満する石鹸交じりの汗の香りに眩暈がする。麗紋ははくはくと荒い息をつく。
(どうしよう、どうしよう)
下腹部に熱がたまり兆してしまったのを恐る恐る触った掌で確かめてしまった。
その間にも碧の零す熱い息が足先から太腿に駆け上がり、柔らかな感触と痛み残しながら真っ白な麗紋の内腿に愛欲の痕を残していく。
「ひいぃ!」
「無防備すぎなんだよね、れーちゃんは。お前のこと大好きな男の前でここ」
きゅっと服の上から摘まれたのは豆みたいに小さな麗紋の胸の頂だった。
「な、な、なんで、んなとこ触んの?」
「風呂上がりにちらちら見せるんだもん。ピンク色で可愛いから触りたくなって困ったよ」
「はあ? 俺、女じゃないよ!」
「男でも触ってたら、気持ちよくなるらしいよ?」
「ふあっ、あっ」
長く綺麗な指先がすりすりと麗紋の両方の胸の先を弄れば、布団の中、むわっと風呂上がりのお互いの熱気が籠る。こんなところを日頃意識したことがなかった麗紋だが、何故だか足の間も熱がたまり初めて、むずむずとしてくる感覚に驚く。そのまま切ない疼きを逃がしたくて足をもじつかせた。
「な、なんかへん」
「どんな感じにへん?」
「む、むずむずする」
半泣きな声に翠は喉をごくりと鳴らす。
「かわいい」
またあのいつもより掠れ欲を帯びた低い声を出す翠が、ぴちゃっぴちゃっと先ほどピアスを開けた耳を舐ってくる。
ぞわぞわが止まらない、ぞわぞわが身体中に官能の火を灯す。
(や、やばい。このままじゃ前、おっきくなるかも。二人の前でなんて恥ずかしすぎる)
幾ら幼いころから一緒だとはいえ、気恥しくて二人と恋バナはおろか猥談などもしたこともない。
暴れたせいで靴下が脱げて男にしては白く滑かな(本人は気にしている)足が布団の外に露わになった。
今度はその脚の膝裏を大きな手で掴み上げられた。
「麗紋……」
翠に負けぬほどの色気を湛えた碧の声と気配を足先に感じた次の瞬間、親指の先が生暖かい粘膜に含まれる感覚を得た。何をされているのか想像するだけでもいやらしすぎて、悲鳴をあげ麗紋は背をしならせる。
「ああっ! だめ! 汚いからやめて!」
ぴちゃ、ぴちゃとわざとやっているとしか思えない淫猥な音が響き、あろうことか指の股の辺りに舌が伸ばされ、舐られている感覚に身を震わせる。
「あうっ……、ああ」
「れーちゃんは汚いところなんてないから大丈夫だよ?」
碧の代わりに翠がそう答えてうなじにじゅっと吸いつかれた。
ちりっとする痛みにこそばゆさと身をよじりたくなるほど快感、そして布団の中に充満する石鹸交じりの汗の香りに眩暈がする。麗紋ははくはくと荒い息をつく。
(どうしよう、どうしよう)
下腹部に熱がたまり兆してしまったのを恐る恐る触った掌で確かめてしまった。
その間にも碧の零す熱い息が足先から太腿に駆け上がり、柔らかな感触と痛み残しながら真っ白な麗紋の内腿に愛欲の痕を残していく。