「そうだ!早く戻って様子見にいかないと!」

慌てて走ろうとしてロングスカートの裾を踏んでしまった

「きゃっ!」

星来は転び倒そうになるもレイヴンが受け止めようとするが



「…んっ…っ!」


星来が転んだ拍子にレイヴンにぶつかり、キスをしてしまった


お互い、驚きのあまり数秒このままだった。



星来がガバッと離れる

「ごごごごごごめんっ!!」

「あ、うん。大丈夫だよ、早く行こうか…」


「そうだね」

ちょっと小走りに村人がいる方に戻る


レイヴンは星来の後ろ姿を見つめながら

左手で唇に触れた

「これはただの事故だ……わかってるのに………星来への気持ちが抑えられないんだ……困らせたくないって決めたのに……揺らいでしまうよ」


右手で胸をおさえた






 一方そのころ、星来の光が天空に放たれ、光が降り注ぐ様子をアレルヤとテレーゼがみていた。



「あれはもしや聖女の光!?星来様…!!」

「………!」

アレルヤが目眩を起こし、フラッと地面に膝をつく


「アレルヤ殿!」

「…」

「アレルヤ殿…まさかアレが……」

「……」