異世界召喚された聖女(仮)3つのカタチ

「おはようございます、聖女様」


メイドが起こしに来た

「おは…うひぃ〜あふぇひゃあ〜〜(うひぃ〜アレルヤ〜)」

アレルヤは星来の両頬を引っ張ったり、挟んだりした。

「…?」

「どうしたの?」

満足したのか部屋を出て行ってしまった


(よくわからない人だ…)








✱✱✱   ✱✱✱   ✱✱✱   ✱✱✱ 

アレルヤは昨晩のクリスの事をレイヴンとテレーゼに
報告した

「え…クリスと…星来が……き、キス…」
「レイヴン様、今はそれよりも…」

「うん…そうだね…」
レイヴンは動揺し落ち込んだ


「星来様はクリスに何かを飲まされたのではないか?でしたね」

コクッと頷き、瓶を差し出すとテレーゼが受け取り、匂いを嗅いでみた。

「たぶんこれは毒…ですね」

「えっ!」
落ち込んでいたレイヴンが反応する

「匂いから確率として高いでしょう」

「星来は朝、元気だったんだよね?」
アレルヤに尋ねると頷いた


「微毒かもしれません…ですが今後、回を重ねるようなら危険です」

テレーゼはクリスの監視することを提案した