「似合ってますよ!」

王子様3兄弟がラフな国民服+エプロン+キャップ姿になっていた。

3兄弟が手伝ってくれる事になった。

星来もエプロン姿でちょっとだけ懐かしく感じてしまった。
ホームシック気味になりかけたが、テレーゼ達が帰る方法を探してくれている。
今は出来る事をしなければ。


「そういえばテレーゼさんは…?」

「お待たせしました」

小走りに走ってきたテレーゼは、なんと女装していた。


「なぜ女装を?」
「私は一部から知られてますからね」
なるほどと納得しつつ…


お店が開店した。

星来が元の世界から持ってきたミキサーは3台。
レイヴンから魔法石を貰いフル活用だ。

客は物珍しそうにの入りは上々。初日は好評だった。



材料が切れたので早めに店じまいだ。

「お疲れ様です」
まかないとして試作品のミックスジュースを配る。

「クリスも。手伝ってくれると思わなかった」

「…うるさい!おかわりだ!」
「はいはい」
素直じゃないクリスを段々、可愛く感じる


(弟がいたらきっとこんな感じなのかな)

「あー!ボクの分だぞ!ボクの分もいれろー!!」

「………」

アレルヤはクリスに構わずゴクゴク飲み干す
クリスも負けじとミキサーからジュースを注ぎ、対抗した



「明日からは多めに仕入れしないとね」

「そうだね。明日からも頑張ろう。ジュースごちそうさまでした」

レイヴンは対抗してる2人の間をすり抜けて洗い場に行った。

「星来様、私は明日以降は手伝えませんが、代わりを用意しますか?」

「いえ、大丈夫です。忙しいのにありがとうございます、テレーゼさん」