頭上から光が現れ、その光はだんだんと小さくなり、星来の目の前で止まる。
なんとなく手をかざすと光は何かの形になり、姿を現した。

現れたのは小さいな白鹿《はくろく》だ。


「白い鹿?」

テレーゼ達、4人は驚く 



『星来…妾《わらわ》はジャンヌと申すぞ。よく我を呼び出したな、褒めてやるぞよ』


白い鹿は虹色のオーラを纏《まと》い、星来の両手サイズくらいのマスコットで見た目も声も可愛い。


「神様が現れるなんて!」
テレーゼが困惑する

「神様が来たならじゃあ私はお役御免だね。神様なら元の世界に返してください」

星来は呑気に喜んだ


『妾は神ではない。正確には神の片鱗ではあるが…神の使いと言っておくかのぅ』