豪雨と共に雷が鳴る


「うわっ!なんだ!」
翼達アヤカシは突然の豪雨に戸惑う


コツ…コツ…と革靴の音を鳴らしながらやってきたのは…


『俺のモノを傷つけるとはいい度胸だな?』


翼たちは青ざめる。

「………!!」

「わ、我々は人間の災いになる忌み子を始末しようと…」

「そ、そうです!神の……」

十六夜はギロッと睨みつけ言葉を遮った。


『言ったはずだ。この女は俺のモノだと……どう扱うかは俺が決める!』


十六夜が手を上げると雷はゴゴゴゴゴッと鳴り、翼達に直撃し、白目をむき倒れた。



十六夜は榛名の元に行き、マフラーを外す。

「……ありがとうございます」
『怯えているな?俺が怖かったか?』
「いえ、違います。十六夜様はとても格好良かったです」


『そうか…』

十六夜は小さく呟き、榛名を抱きしめ、榛名も十六夜の服をぎゅっと握った


「十六夜様…あの…キスして……」

頼める立場ではないが、お役目でキスをするので許してくれるかと思った

『ああ』


十六夜は優しくキスをし少しずつ激しいキスをした


(十六夜様のキス…気持ちいい…安らぐ…)


榛名と十六夜はこのまま帰った。