番外編⑧ 『安眠』
夜、十六夜は目を覚ました。
顔を向ければ隣には愛しい榛名がスヤスヤ寝ていた。
フッと笑い、気づかれないように榛名の前髪に触れる。
十六夜は榛名の癒しの力により本来の姿に戻れた。
それ以前は禁忌を犯した罰として闇が纏わりついていた。体の中を侵食されそうで、されない気持ち悪い数百年間。
痒いところに手が届かないといえばいいのか。
そんな中、癒しの力を持つ榛名が現れた。
数十年はかかるだろうが、この忌々しい闇が消えるなら、神の十六夜には大した時間ではない。
榛名とキスをしすると体の中の穢れが一時的に浄化され気分がいい。
気分がいいのはそれだけではない。
榛名のそばにいると闇から優しく守ってくれるような心地になり穏やかな眠りにつける。
『さすがは癒しの力を持つ者は違うな』
この闇を浄化できる都合のいい女ではない。
今は………
『俺様の宝物だ。誰にも渡してたまるか』
十六夜は眠る榛名に執着心と重い愛のこもった口づけをした。
夜、十六夜は目を覚ました。
顔を向ければ隣には愛しい榛名がスヤスヤ寝ていた。
フッと笑い、気づかれないように榛名の前髪に触れる。
十六夜は榛名の癒しの力により本来の姿に戻れた。
それ以前は禁忌を犯した罰として闇が纏わりついていた。体の中を侵食されそうで、されない気持ち悪い数百年間。
痒いところに手が届かないといえばいいのか。
そんな中、癒しの力を持つ榛名が現れた。
数十年はかかるだろうが、この忌々しい闇が消えるなら、神の十六夜には大した時間ではない。
榛名とキスをしすると体の中の穢れが一時的に浄化され気分がいい。
気分がいいのはそれだけではない。
榛名のそばにいると闇から優しく守ってくれるような心地になり穏やかな眠りにつける。
『さすがは癒しの力を持つ者は違うな』
この闇を浄化できる都合のいい女ではない。
今は………
『俺様の宝物だ。誰にも渡してたまるか』
十六夜は眠る榛名に執着心と重い愛のこもった口づけをした。



