つまりは公開料理……。そうすれば毒を盛る余地も無くなる。
春蘭は緊張感を感じ取っていたが、同時にそれしか方法は無いだろう。とも考えた。
(作っている所を見せて、信頼を得るしかない。そして多分食材も、向こうが手配したものの方がフェアよね)
自身の考えを浩国に伝えると、彼はむ……。としばらく口を閉ざす。
「……これを言うとキリがないと思うのだが、向こうが用意した食材に毒が入っているかもしれない」
「毒……」
「馬族の者達はずるがしこい面も持つ。彼女達が用意した食材に毒が入り、それを部下らが食べた事で我々が毒殺したように見せかけ戦の大義名分にする……というのも考えられる」
浩国からの言葉に、春蘭はしばらく黙ってしまった。
(どうしよう……)
「……俺が思うには、食材はこちらで用意し毒が無いかを馬族の目の前で確認させる。というのが良いと思うんだが。春蘭はどう思う?」
(それしか、ないか)
春蘭がそれで良いと思います。と返事をすると浩国はわかった。と告げたのだった。
そんな中、春蘭はある部分に目線が飛ぶ。それは浩国の身体つきだった。
(ちょっとずつ肉が付いてきたかも)
春蘭は緊張感を感じ取っていたが、同時にそれしか方法は無いだろう。とも考えた。
(作っている所を見せて、信頼を得るしかない。そして多分食材も、向こうが手配したものの方がフェアよね)
自身の考えを浩国に伝えると、彼はむ……。としばらく口を閉ざす。
「……これを言うとキリがないと思うのだが、向こうが用意した食材に毒が入っているかもしれない」
「毒……」
「馬族の者達はずるがしこい面も持つ。彼女達が用意した食材に毒が入り、それを部下らが食べた事で我々が毒殺したように見せかけ戦の大義名分にする……というのも考えられる」
浩国からの言葉に、春蘭はしばらく黙ってしまった。
(どうしよう……)
「……俺が思うには、食材はこちらで用意し毒が無いかを馬族の目の前で確認させる。というのが良いと思うんだが。春蘭はどう思う?」
(それしか、ないか)
春蘭がそれで良いと思います。と返事をすると浩国はわかった。と告げたのだった。
そんな中、春蘭はある部分に目線が飛ぶ。それは浩国の身体つきだった。
(ちょっとずつ肉が付いてきたかも)