「私たちいつ離れ離れなってまうかな」
笑いながら話した冗談交じりの言葉
私には大切な相棒、みさきがいる
みさきと私の出会いは中学で、、
そう思い出しながら私が微笑んでいたらみさきが
「どしたん?そんな微笑んで珍しいやん」
「みさきと会ったこと思い出しとったからさ」
「あー、お互い嫌っとったってやつ」
談笑しながらみさきは言う
そう、私たち今はルームシェアをする仲だけど、最初会った時は険悪ムードだった
私たちは小学の時は別々で中学の部活動から出会った
最初は可愛ええ子やなとか思っとったのに、なんでも可愛ええ子しか話さんみたいなの聞いて、うわぁっなってもたんよね
そっからしばらく経って、私の元々の友達と番手が近くなって少しずつ話すようなったよな
夏休みくらい、にLINEとか交換して、2人で遊ぶようなって、、、推し活もして、
気付けばお互い親友になっとったな
「懐かしいー!」
そういいながら、みさきは笑う
「今となっては考えられんくない?」
「それな?りりと友達なったんほんま運命やろ!!」
「ほんまそれ」
りり、とは私の名前だ
「最初は名前とかもちゃん付けやったよなー」
「あたしかに!!」
私たちはもう大人でお互い職にもついている
でも、私とみさきの友情が無くなることなんかなくて
今でも一緒に推し活もしている
お互い彼氏はいないけど、気になる人ならいて
よく相談の乗り合いをしている
「、、、みさきがあの人と付き合ったらルームシェアどうなるんかな」
思わず、そう呟いてしまって
気づいた頃に顔を上げるとみさきは驚いていた
「あ、ごめん、普通に出てもた」
「ええよええよ!んー、そもそも多分うちあの人と結ばれんと思うから諦めかけとるで?」
「え、そうなん!!?!?」
突然ですごく驚いた、そんな話1度も聞いた事なんてなかったから、
「はじめて聞いたわ、」
「普通に言い忘れとった!」
「そんな元気に、ええけどさ、」
「てか、りりは?」
「えー、私も別にもう、って感じやねんよなー、男性ってあんま慣れんから分からんけど」
私たち2人はあまり男性に慣れていない
昔から男の人と関わることが苦手だったから。
だから、みさきが付き合った時はすごく驚いた
「え、付き合った!?!?!」
「そー!告白されて、いいかな?って思って!」
「えー、そうなん、珍しいな」
「ホンマそれよ。自分でもびっくりしとるわ」
今日はやたら昔のことを思い出す
すごく、懐かしい気持ち
「な、そろそろ行かなあかんのちゃう?」
みさきに言われて時計を見たら驚いた
「え、まじやん!!まって!!」
「はよせな取り消しされんで!」
「分かってるー!!」
私たちは今から推し活に行く
カフェとのコラボでまさかの抽選に当たったのだ
「おけ!」
「じゃ、行こか!」
「うん」
行ってきます
いつみさきと離れるかなんて分からない。
いつかは絶対離れることになるでも…出来ることなら
いつまでも一緒に