「あのさ…。花井さん、報告してくれないと業務に支障が出るんですよ。もう一年経つよね」
「はい…、すみません」
期待は見事に壊れたし、周りの人も巻き込まれたくないのか、仕事があるフリをして出て行くし、部長は聞こえていないように自分の仕事をしている。
お局の言い方だと、私が悪い人のように聞こえるけど、実際はお局には関係ない仕事。
本来は私が担当している仕事で、お局は入って来なくても良い。
それなのに、関係者のように首を突っ込んできて、自分には報告が回ってきていないと、ネチネチとした説教をしてくる。
お局に報告しなくても業務に支障はないし、本当に関係している課長には報告したから、もう終わった仕事のはずだったのに、お局が掘り返してきた。