【モザイク】人の姿になって暮らしている。
モザイクは、【B-】の敵だ―。

恋人が爆発される事件、と報道しているテレビ局は恋人がモザイクだなんて思わないだろうな。

街に隠れたモザイクを【B-】は殺している―実際に俺は、恋人が爆破された人に話を聞いてきた。
「録音を再生します。」
ホテルのとある一室。
「ここか、○○室、俺だ入るぞ。」
「あら、随分となれなれしいじゃない。」

ドアを開けると、ベットに座っている人がいた。
胸を隠す気がないのか、だいぶ露出の多い格好で待っていた女が居た、
「おい、さっさと口割りやがれ。」早く用事を済ませるため、単刀直入に聞く。
「ん~?お兄さん、話より私と楽しいことシ、マ、ショ♡」
「話をしに来たんだ。」
「ん、もぉー釣れないわね。」
「早くしろ、殺されたいのか?」軽く脅しをかけると、

「ちっ、分かったわよ。ってか、わかってるよ。【D・K001】」
と、俺の事を【B-】での名で呼んできた。


「!?」
「驚かなくてもいいでしょ、君は私の事をいっぱい知っているでしょ?」
「【モザイクaq9】お前は本当に人間か?」
手短に問いかける。
「ふふぅ、表面上だけの人間よ。【モザイクaq9】っていうコードネームでモザイクだって分かるでしょう?」
モザイクの識別方法は、コードネームだ。3つのコードからなるネームは、
「識別番号【a(アルファ)】【kod(コード)】【nanva(ナンバー)】で出来ている。お前は、
異能力を持ったモザイクの劣等種と呼ばれているらしいな。」
「俺は、特に劣等種とは思わないけどな。」
「ありがとう、そう言ってくれてありがとう。」

「私は、劣等種、いわば失敗作よ。ボスの命に下従う種よ。」
「俺は、君がモザイクだと思っていたからな。種が何だろうとー、」

「「「「「「ドガァアアアアア!」」」」」」


「これ以上は、再生できません。」

彼女は、結論、【モザイク】だ。だが、むやみに襲い掛かってきたりはしない。

モザイクは、普通の英語とは違う言葉で識別される事が殆どだ。
数字は、【nanva】と表していて、識別表記として使われている。
英語は、「namber」が、普通の英語として使われている。



【モザイク】と戦う【B-】だが、その実態は、まだ(公安でも)わかっていないという。