拳銃を向けられても尚振り向くことのない男。
警察官に手を挙げろと言われても、鼻歌を歌っている。


「ん?あぁ、君たちか。僕は今いい気分なんだから、邪魔しないでくれよ。」
「お前が、【D・K】とわかって見過ごすわけがないだろう。」


異能力者集団(Bー)Bー(異能力者集団ビー)という組織は、異能力を使い、
【暗殺者】【モザイク】【殺人】【闇組織】etc…、達を葬り去る組織。
警察からは守るべき民間人を大量に殺したとして指名手配され、
裏社会の組織からは、関りを持ってはイケない、恐るべき組織として。
恐れられている。
「君たち、僕のことを捕まえようなんて無駄―、、、!?」


俺の背中に向かって飛んできた手裏剣。
恐らく、毒の異能力が使われてるであろう手裏剣。

まーずいっ。短剣を腰から抜き、異能【高速思考】を使う。


どうする?どうするべきだ。服に毒が着くと面倒だ。

服を切ると、俺が今来ている服がばれると、街中でも見つかりやすい。

だから、ここは―、



右に思いっきり体をねじり、顔を左に向け、右手を思いっきり、振り短剣を手裏剣へと当てるように投げる。
そのまま、警察の方に走り、首を軽くたたくと気絶。
建物に隠れている白マント野郎らは【Bー】に対抗するために作られた組織、【H・J】(公安異能特殊部隊)ここには(現在の日本は)異能力を持った人達がいる。
俺たち【B-】の人は異能力持ちだ。この現代社会において、異能力とは武器であり、そして―、キケンな物でもある。使い方を間違えれば仲間は即死…。