「藤原君って、本好きなの?」
「……まあ。遅くても一か月に一冊は……」
「結構早いね。私、一回止めたら次に読む時までしばらく間があく事があるから、また最初から読み返さなきゃ登場人物の関係性とかわからなくて。で、その繰り返しでなかなか先に進まないんだよね」
「ミステリー読んでたら大変だ」
「そうなの!だから、なるべく休みの前の日に夜更かしして読むようにしてるんだけどね」
コロコロと表情が変わる桜木さん。
百面相……って言ったら失礼かな。
何だか、一つのアニメを見ているみたいで、ちょっと面白いかもしれない。
自分が話すだけでなく、人の話を聞いて想像以上の反応をしてくれる事が、人が集まってくる秘訣なのだろうか。
……僕にはできない芸当だな。
「……まあ。遅くても一か月に一冊は……」
「結構早いね。私、一回止めたら次に読む時までしばらく間があく事があるから、また最初から読み返さなきゃ登場人物の関係性とかわからなくて。で、その繰り返しでなかなか先に進まないんだよね」
「ミステリー読んでたら大変だ」
「そうなの!だから、なるべく休みの前の日に夜更かしして読むようにしてるんだけどね」
コロコロと表情が変わる桜木さん。
百面相……って言ったら失礼かな。
何だか、一つのアニメを見ているみたいで、ちょっと面白いかもしれない。
自分が話すだけでなく、人の話を聞いて想像以上の反応をしてくれる事が、人が集まってくる秘訣なのだろうか。
……僕にはできない芸当だな。