爆発事故が起きた日から七日目の夜、私たちはソファに並んで座り、テレビのニュースに見入っていた。彼の研究所のことがやっている。最新鋭のロボットが一体行方不明らしい。

「研究所、大変そうだね。行かなくて大丈夫?」
「そうだね。そろそろ、戻るよ」
「また、忙しくて帰って来られなくなるの?」
「……そうかも」
「だったら、今日は絶対にゆっくり休もう。もうそろそろ寝ようよ」
「先に寝ていて。あとで行くから」

 私は、いつものように彼より先にベッドに入った。しかし、私は、いつものようには眠らなかった。ベッドの中で、彼が来るのを待っていたのだ。

 それなのに、いくら待っても彼は来ず、そのうち、私はいつも通りに眠ってしまった。