「こいつら三馬鹿って呼ばれてて、全然普通じゃないから。普通のリアクション欲しいなら期待しない方がいいよ」
えー!まじてー!すげー!とリアクション芸人さながらの反応をする三人を指さして肩をすくめる。
なかなかな物言いに思わず笑ってしまった。
信乃くんが額に手を当てて息を吐いた。
「……色々気ぃ遣うて損したわ」
そう呟くと、どこか嬉しそうに笑い声をあげて泰紀くんの肩に手を回した。
こいつの武勇伝聞かせたるわ、とご機嫌に輪の中へ入っていく。
明るい笑い声が教室に響いた。
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