『でもちょっと安心した。元気そうな声が聞けて』 「あ……その節は心配おかけしました」 『いいえ〜! その代わりと言っちゃなんだけど、恋のライバル鬼子ちゃんの行動、逐一報告してね』 「ライバルじゃないってば……! ていうか恋もしてない!」 あははっ、と軽快な笑い声が聞こえて深い息を吐く。 これは当分恵理ちゃんからもからかわれそうだなと頭を抱えた。