『そんな子供たちが本庁に届けを出せば、無償で力の使い方を学べるように同じ授力の保有者を紹介してもらえるのよ』


なるほど、授力保有者の紹介。来光くんも本庁に届けを出したから書宿の明を使えるんだ。


『つまり誉さんは』

『ええ。私は先見の明を持っているわ。だから今日から巫寿ちゃんに先見の明の使い方を教えるわね』


そしては私は、これから週に三回に誉さんから先見の明の使い方を学ぶことになった。