そう思っていると.....................



「あー、馬場ちゃん、
まーた、雑用押し付けられたんだ?」



私の作業している手元を見るなり、
ニヤニヤと笑いながら、そう言う陣内さん。



「...........................、」



どこか人を、
バカにしたような笑顔はイラッとするし。



某アイドル事務所に、
入っていそうなレベルで整った顔立ちで。



やってきたお客さんに、
めちゃくちゃモテモテなのもイラッとする。



正直言って、
陣内さんとはあまり関わりたくないのだ.........



そんなことを考えていると。



「よいっと!」

「あぁっ!ちょ!勝手に!!」



私の許可も取らずに伸びて来た手。