「いけないこと?」
そう言った途端、彼女は下着姿となった。それに続いて、僕も下着姿になった。
「こういうこと」
そう言って、僕にキスをした。唇が離れ、今度は僕がキスをした。


そのままのかっこで僕らは寝た。


夢を見た。
両親が僕の首を絞めている。苦しくて、顔を歪ませながら血の気がなくなっていった。
ついに、ブランと体の力が無くなりそうになった頃だった。
「梨央くん!」
その声と手を差し伸べだされ僕は眠りから覚めた。


「はぁ、はぁっ」
荒い息遣いと共に首を触った。良かった、生きてる。
ふと、隣の馨さんの方を見た。
でも、