「ちょっと早いけど、誕生日プレゼント。亜芽の誕生日も試合でお祝いらしいこと当日にするのは難しいから、せめてプレゼントは誕生日よりも前にあげたくて。後輩のマネージャーのお姉さんが指輪職人らしくて、店で手作り体験とかもしてるみたいで。最近色々教えてもらって、実は今日も作りに行ってたんだ。でも思ってたより時間がかかって、デートにも遅刻するし…。本当にごめんな」
「今日…これを作ってくれてたの?」
ずっと抱いていた疑問が、全て謎が解けたかのように消えてなくなった。
「こんなファミレスなんかで渡してムードないよな。せっかく渡すならって思って慣れないジャケットまで着て、この後も夜の街が見える観覧車のチケットまで買ってきたんだけどさ…我慢できなくて。早く亜芽の喜ぶ顔が見たかったんだ」
私が馬鹿みたいな勘違いをしていただけで、一夜はずっと私だけを想ってくれていた。
「うう…っ、ごめんね一夜ぁ…っ」
「え、なんだよ!どうした、亜芽!?」
「私…、最近一夜があの子と一緒に帰ったりコソコソしたりしてるからてっきり浮気でもしてるんじゃないかって、一夜のこと信じたいけどそう思っちゃってて…。たまたま先に出会ったから今一夜と付き合えてるのは私だけど、もしもそうじゃなかったらって自信なくなってきて…。ごめんね、最低だよね…っ」
本当に最低だ。
「今日…これを作ってくれてたの?」
ずっと抱いていた疑問が、全て謎が解けたかのように消えてなくなった。
「こんなファミレスなんかで渡してムードないよな。せっかく渡すならって思って慣れないジャケットまで着て、この後も夜の街が見える観覧車のチケットまで買ってきたんだけどさ…我慢できなくて。早く亜芽の喜ぶ顔が見たかったんだ」
私が馬鹿みたいな勘違いをしていただけで、一夜はずっと私だけを想ってくれていた。
「うう…っ、ごめんね一夜ぁ…っ」
「え、なんだよ!どうした、亜芽!?」
「私…、最近一夜があの子と一緒に帰ったりコソコソしたりしてるからてっきり浮気でもしてるんじゃないかって、一夜のこと信じたいけどそう思っちゃってて…。たまたま先に出会ったから今一夜と付き合えてるのは私だけど、もしもそうじゃなかったらって自信なくなってきて…。ごめんね、最低だよね…っ」
本当に最低だ。