- 作品番号
- 1725882
- 最終更新
- 2024/11/27
- 総文字数
- 9,992
- ページ数
- 5ページ
- ステータス
- 完結
- いいね数
- 11
- ランクイン履歴
-
ヒューマンドラマ3位(2024/06/17)
”大人だって泣いていいんだよ”
どうか自分の気持ちに嘘をつかないで。
見ないふり、しないで。
一夜限りだからこそ紡がれた1つの物語。
短コン「ワンナイト・ラブストーリー」に応募させていただいています。
- あらすじ
- 大学3年生。ふたばの心の声。
しまい込んで蓋をしたその気持ちの封を開けてくれたのは、気づかぬうちに思いを寄せていたあの人でした。
大人に仲間入りしたことで生まれた悩みも、大人の仲間入りをしたからと閉まってしまう。
「こんなちっぽけなこと」
そんな悩みはこの世にありません。
読み終えた時、ご自身の胸に手を当ててみてください。
自分を大切にするきっかけになればと思い執筆しました。
この作品の感想ノート
本作品で主人公と共感できるところが沢山ありました。
まずは共感できたところ。
ふたばの自分に納得いかなくて自分に吐き気がしたり、誰かの為を考えていたけど実は心はもうボロボロで、自分が一番愛されたかった。
そうしたふたばの感情に共感しました。
それでいいじゃないですか。どっちも大切な事です。自分と、誰か大切な人。どちらが欠けても「人」は成立しないです。孤独には、必ず限界があります。
また、物語の構成も素晴らしいなと思います。物語を読み終えてからタイトルを見た時に意味を理解して感動しました。今度はくじらさんの長編小説も読んでみたいです。きっと良い作品が書けるかと。
非常に人の心を繊細に描いた素敵な人間ドラマだと思います。この度は企画への参加、ありがとうございました。遅れてしまい、申し訳ございません。
感想ノート、失礼します。
多感な時期の傷がいつまでも癒えないどころか、その傷によって形成された性格が、とてもリアルに感じました。
大人になるにつれて、どうしても周りの声に敏感になってしまう中で、必要以上に気にしてしまうのはきっと、なによりもしんどいことで。
だけど、その生き方を簡単に変えることもできず、本音に蓋をして生きる姿に、胸を締め付けられました。
“大丈夫”とか“友達税”というのは、心の傷に対する薬のようで、呪文だと感じました。
そうして目を背け続けると、いつか爆発するだろうなと思っていたら、一夜だけの彼氏の登場。
胸きゅんと言うよりは、彼女が救われてよかったという気持ちが強かったです。
思い切り泣いて、気持ちをリセットできた今、まだ他人の声が気になるだろうけど、前よりも楽に生きることができるのではないかと感じました。
適度に気持ちを発散させることは、大事ですね。
素敵な物語を、ありがとうございました!
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