ずっと、わたしは普通になりたかった。
ヒューマンドラマ
完
9
神山れい/著
- 作品番号
- 1724888
- 最終更新
- 2024/05/19
- 総文字数
- 18,937
- ページ数
- 1ページ
- ステータス
- 完結
- いいね数
- 9
- ランクイン履歴
-
総合71位(2024/06/04)
ヒューマンドラマ3位(2024/06/18)
- ランクイン履歴
-
総合71位(2024/06/04)
ヒューマンドラマ3位(2024/06/18)
あなたの言葉は、立ち止まったままのわたしを前へ進ませてくれた。
- あらすじ
- ──普通の人になりたい。
そんな悩みを持つ琴(こと)は、ある日電車で雪のように白い男性──悠斗(はると)に出会う。
悠斗も過去に琴と同じ悩みを抱えていたことがあり、二人はいろいろと話すようになる。
タイプは違えど、マイノリティな二人だからこそ、共感し合える悩み。
そして、それらを乗り越えてきた悠斗の言葉。
その言葉を聞いて、琴の中で何かが変わり出す。
この作品の感想ノート
感想ノート、失礼します。
“瞬間記憶能力”という、他人から羨まれるような能力を持ち、周りに褒められるだけでなく“ズルい”と言われてしまうことによる苦しみが伝わってきて、とても胸が締め付けられました。
琴にとっては特別でもなんでもなくて、それが“普通”なのに、周りが騒ぐことによって、自分が“普通ではない”ことに苦しんでしまう。
他者と比較し、苦しむきっかけはいつでも周りの反応なんだと感じました。
そんな中で、悠斗と出会い、琴の価値観、悩みが打ち砕かれていく様は、琴が飛び立つ準備をしたような気がしました。
悠斗の言葉は、たくさんの人に届いてほしいものですね。
素敵な物語を、ありがとうございました。
碓氷澪夜さん
2024/06/13 14:45
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