結局のところ、ライオンのボスに
言われるがまま
バンドメンバーに加入することになった。
約3ヶ月後に行われる新人バンドの
オーディションに
参加申し込みすることに
勝手に決まったらしい。
手帳を開き、スケジュールを
確認するルーク。
小さい体でやってることは
かなりハードワークのようだ。
ボスの秘書業務も含め、
マネージャー業務も兼務している。
そのオーディションで優勝すると
賞金500万円手にはいるようだ。
アシェルはそのうち、壁修理の300万に
あてようともくろんでいた。
そんなうまいように事がすすめば
いいのだが。
「さて、みなさん。
最初にやっていただくのは、
レッスンに参加していただきます。
ボイスレッスンと楽器レッスンに
分かれていただきます。
契約している講師の教室の地図を
それぞれのスマホにお送りしましたので、
時間は午前11時から開始します。
それぞれ確認お願いします。」
アシェルは、左腕のボタンを、リアムとオリヴァはポケットに入れていたスマホを開いて確認する。
透明なディスプレイには行き先までの
地図が表示されていた。
赤い目印が丸く光っている。
「あー、ここか。」
「面倒だけど、どーせ暇だし、
行ってみようかな。」
オリヴァは、ポリポリ顔をかいて、
重い腰を上げて、行動する。
リアムは、頭の耳をクリクリ動かして
行くか行かないか占いをしていた。
2人とも、思い入れが弱いようだ。
「ねぇ、なんで、2人ともそんなに
やる気ないの?」
「うん。まぁ、やる気を失って
生きてけないって思ったから…。
ここにいるんだけどね。
まだ、必死こいて、行動してる方だよ。
だるいけど…。」
オリヴァは頭を甲羅に入れて出してを
繰り返して遊んでいた。
「俺も、一度は、
死の淵に立ったようなもんだよ。
今更どうしようと焦ってはないし。
なるようにしかならないから
頑張らずに生きていきたいんだよね。」
リアムはため息をつく。
「君だって、落ちこぼれだろ?
ジェマンジの企みにまんまと
引っかかったってオチだろ?
ボスはそのために俺たちを集めたから。」
「お、落ちこぼれ。
確かに応募したオーディションは
落ちたけど。
ジェマンジの企みって、
君たちもその人のオーディション
受けたの?」
「ああ。僕は【うさぎとかめ】の
オーディションだよ。
そこのオリヴァも配役は違うけど、
同じの応募して、みごと落選。
後で聞くとさ、もうこの人って
決めていたって言う話で
俺らの受ける意味わかんねぇよな。
それ聞くと主人公に花を飾りたいって
俺らだって、人生の主人公そのもの
だっつぅーの。
いけすかねぇよな、あの審査員の
ジェマンジってやつ。
人間性…動物性疑うわ。」
「え、そこ、別に人間性でも大丈夫だよ?」
「でも、見てる人、いるじゃん。
気を使うよね。」
カメラ目線になるリアム。
アシェルは現実に戻した。
「まぁまあ。そういうことよ。
信じて、裏切られて…。
今回のバンドオーディションも
受けるの怖いんだよね。
また落とされるんじゃないかって。」
「確かに不安になるけどさ。
何回も挑戦することに
意味あるんじゃねぇの?
俺は何回も落ちてるからさ。
そこで一喜一憂してる暇ねぇかなって
いつも思って受けてる…。
さすがに屈辱的な落選は初めて
だったけどな。
それは気にしないようにしてるけど
気になるが…。」
アシェルは、ガッツポーズを作って
言った。
採用、合格、当選の文字はいつ見ることが
できるのか。
その日を夢見てる。
どんな時も諦めない心を忘れないでいた。
リアムはそれを聞いて、少しアシェルを
尊敬した。
自分にはないパワーを感じられた。
アシェルは甲羅の中に入って、
眠り始めたオリヴァを起こして、
メンバーはそれぞれにルークに
指示されたレッスン
会場に向かった。
進む足取りは重かった。
言われるがまま
バンドメンバーに加入することになった。
約3ヶ月後に行われる新人バンドの
オーディションに
参加申し込みすることに
勝手に決まったらしい。
手帳を開き、スケジュールを
確認するルーク。
小さい体でやってることは
かなりハードワークのようだ。
ボスの秘書業務も含め、
マネージャー業務も兼務している。
そのオーディションで優勝すると
賞金500万円手にはいるようだ。
アシェルはそのうち、壁修理の300万に
あてようともくろんでいた。
そんなうまいように事がすすめば
いいのだが。
「さて、みなさん。
最初にやっていただくのは、
レッスンに参加していただきます。
ボイスレッスンと楽器レッスンに
分かれていただきます。
契約している講師の教室の地図を
それぞれのスマホにお送りしましたので、
時間は午前11時から開始します。
それぞれ確認お願いします。」
アシェルは、左腕のボタンを、リアムとオリヴァはポケットに入れていたスマホを開いて確認する。
透明なディスプレイには行き先までの
地図が表示されていた。
赤い目印が丸く光っている。
「あー、ここか。」
「面倒だけど、どーせ暇だし、
行ってみようかな。」
オリヴァは、ポリポリ顔をかいて、
重い腰を上げて、行動する。
リアムは、頭の耳をクリクリ動かして
行くか行かないか占いをしていた。
2人とも、思い入れが弱いようだ。
「ねぇ、なんで、2人ともそんなに
やる気ないの?」
「うん。まぁ、やる気を失って
生きてけないって思ったから…。
ここにいるんだけどね。
まだ、必死こいて、行動してる方だよ。
だるいけど…。」
オリヴァは頭を甲羅に入れて出してを
繰り返して遊んでいた。
「俺も、一度は、
死の淵に立ったようなもんだよ。
今更どうしようと焦ってはないし。
なるようにしかならないから
頑張らずに生きていきたいんだよね。」
リアムはため息をつく。
「君だって、落ちこぼれだろ?
ジェマンジの企みにまんまと
引っかかったってオチだろ?
ボスはそのために俺たちを集めたから。」
「お、落ちこぼれ。
確かに応募したオーディションは
落ちたけど。
ジェマンジの企みって、
君たちもその人のオーディション
受けたの?」
「ああ。僕は【うさぎとかめ】の
オーディションだよ。
そこのオリヴァも配役は違うけど、
同じの応募して、みごと落選。
後で聞くとさ、もうこの人って
決めていたって言う話で
俺らの受ける意味わかんねぇよな。
それ聞くと主人公に花を飾りたいって
俺らだって、人生の主人公そのもの
だっつぅーの。
いけすかねぇよな、あの審査員の
ジェマンジってやつ。
人間性…動物性疑うわ。」
「え、そこ、別に人間性でも大丈夫だよ?」
「でも、見てる人、いるじゃん。
気を使うよね。」
カメラ目線になるリアム。
アシェルは現実に戻した。
「まぁまあ。そういうことよ。
信じて、裏切られて…。
今回のバンドオーディションも
受けるの怖いんだよね。
また落とされるんじゃないかって。」
「確かに不安になるけどさ。
何回も挑戦することに
意味あるんじゃねぇの?
俺は何回も落ちてるからさ。
そこで一喜一憂してる暇ねぇかなって
いつも思って受けてる…。
さすがに屈辱的な落選は初めて
だったけどな。
それは気にしないようにしてるけど
気になるが…。」
アシェルは、ガッツポーズを作って
言った。
採用、合格、当選の文字はいつ見ることが
できるのか。
その日を夢見てる。
どんな時も諦めない心を忘れないでいた。
リアムはそれを聞いて、少しアシェルを
尊敬した。
自分にはないパワーを感じられた。
アシェルは甲羅の中に入って、
眠り始めたオリヴァを起こして、
メンバーはそれぞれにルークに
指示されたレッスン
会場に向かった。
進む足取りは重かった。