ハシビロコウのシャウトはご飯を食べながら、いつものようにアシェルのレッスンに
付き合っていた。
メンバーの調整は一通りできたようで、
個人的にもう少し練習したいとルークに
アシェルは頼んでいた。
歌う方より、
ギターの方が練習量足りないなと
感じていた。
1人でやるより、誰かに見張られていた方が
やる気出ると何も言わないシャウトを
横に置いた。
時々、突然バサっと飛ぶのをやめて
くれれば、問題ない。
心臓がもたないくらい突然すぎる
動きをする。
楽譜をスタンドに置いて、
椅子に座りながら、弦を弾く。
「アシェルさん!」
ルークがアシェルの隣に飛んでいた。
「わぁ!びっくりした。
驚かすなよ。
ただでさえ、シャウトが
いつ飛んでくるかって
ヒヤヒヤしてんだから。」
「だったら、1人で練習すれば
いいじゃないですか。」
「…ドキドキ感。
案外好きなのよ。」
「言ってる意味がわかりません。
それより、今後の予定なんですけど、
あまり、会社として予算を
組めなくなってきたので、
先に動画配信用の歌を作って、
それを投稿して顧客の反応を
見ようかなと思うんですが、
どう思います?」
「あー、前に、俺が動画配信した
感じってこと?
ハッキングされて奪われたやつね。」
アシェルの顔が怖くなっていた。
気にしてないようにしてかなり
気にしている。
「そ、そうですね。
でも、バンド名もアーティスト名も
違うので今回は新たな気持ちで
取り組めると思いますよ。」
気を使いながら、恐る恐る提案する。
「わかってるよ。
それもありだろうなって
考えてはいたよ。
今まで、どの会場もお客さん
入らなかったんだから赤字なんだろ?」
「……大きな声では言えませんが、
まったくその通りです。」
「音楽作るって本当に大変だよな。
みんなに届けないといけないし、
良いものできたって売れても、
すぐにまた違うものって人の気持ちは
揺れ動くから、動物も同じか。」
「本当に、心にビビッと来たものしか
売れないですから。
ずっと同じ気持ちはないですよ。
空の天気も晴れがあるように
雨があるんですから。」
「とりあえず、やってみましょうよ。
動画配信。
無名だけどさ、広報として
いろんなメディアに出れれば
手っ取り早いんだけどな。
それとも、焦らず、果報は寝て待てでも
いいのか?」
「やってみないことには…。
できれば、早めに成果をあげるか
スプーン工場の発注を増やすか。」
頭を悩ますアシェルとルーク。
シャウトの目が白目になった。
「よし、スプーンで売上をあげよう。
みんなでやれば早いし。
あとは、動画は待ってみよう。
再生回数は地道に見ていこう。」
「わかりました。
そうしましょう。
ちなみにキャッチコピーは
『謎の集団 ブレーメン』で良いですか?
宣材写真はシルエットにしようかなって
思って作ってたんですよ。」
ルークはバックの中から、
4人の後ろ姿がシルエットになった
ポスターを出した。
「え、これ、誰がデザインしたの?」
「A Iですよ。
いろんな要求を英語で入力して
こんな感じ。
すごいですよね。
文字もかっこよくなってて、
何だかワクワクしてきました。」
「確かに。
よし、やってやるか。
みんなで動画配信用の歌、
早速レコーディングしようぜ。」
「すいません、今日、残念ながら
レコーディング機械が故障中で
明日なら大丈夫です。」
「なんだよ、しっかりしてくれよ。
まー仕方ない。
んじゃ、明日までに仕上げておくさ。」
アシェルは俄然やる気を出した。
何だか、うまくいきそうな予感がした。
付き合っていた。
メンバーの調整は一通りできたようで、
個人的にもう少し練習したいとルークに
アシェルは頼んでいた。
歌う方より、
ギターの方が練習量足りないなと
感じていた。
1人でやるより、誰かに見張られていた方が
やる気出ると何も言わないシャウトを
横に置いた。
時々、突然バサっと飛ぶのをやめて
くれれば、問題ない。
心臓がもたないくらい突然すぎる
動きをする。
楽譜をスタンドに置いて、
椅子に座りながら、弦を弾く。
「アシェルさん!」
ルークがアシェルの隣に飛んでいた。
「わぁ!びっくりした。
驚かすなよ。
ただでさえ、シャウトが
いつ飛んでくるかって
ヒヤヒヤしてんだから。」
「だったら、1人で練習すれば
いいじゃないですか。」
「…ドキドキ感。
案外好きなのよ。」
「言ってる意味がわかりません。
それより、今後の予定なんですけど、
あまり、会社として予算を
組めなくなってきたので、
先に動画配信用の歌を作って、
それを投稿して顧客の反応を
見ようかなと思うんですが、
どう思います?」
「あー、前に、俺が動画配信した
感じってこと?
ハッキングされて奪われたやつね。」
アシェルの顔が怖くなっていた。
気にしてないようにしてかなり
気にしている。
「そ、そうですね。
でも、バンド名もアーティスト名も
違うので今回は新たな気持ちで
取り組めると思いますよ。」
気を使いながら、恐る恐る提案する。
「わかってるよ。
それもありだろうなって
考えてはいたよ。
今まで、どの会場もお客さん
入らなかったんだから赤字なんだろ?」
「……大きな声では言えませんが、
まったくその通りです。」
「音楽作るって本当に大変だよな。
みんなに届けないといけないし、
良いものできたって売れても、
すぐにまた違うものって人の気持ちは
揺れ動くから、動物も同じか。」
「本当に、心にビビッと来たものしか
売れないですから。
ずっと同じ気持ちはないですよ。
空の天気も晴れがあるように
雨があるんですから。」
「とりあえず、やってみましょうよ。
動画配信。
無名だけどさ、広報として
いろんなメディアに出れれば
手っ取り早いんだけどな。
それとも、焦らず、果報は寝て待てでも
いいのか?」
「やってみないことには…。
できれば、早めに成果をあげるか
スプーン工場の発注を増やすか。」
頭を悩ますアシェルとルーク。
シャウトの目が白目になった。
「よし、スプーンで売上をあげよう。
みんなでやれば早いし。
あとは、動画は待ってみよう。
再生回数は地道に見ていこう。」
「わかりました。
そうしましょう。
ちなみにキャッチコピーは
『謎の集団 ブレーメン』で良いですか?
宣材写真はシルエットにしようかなって
思って作ってたんですよ。」
ルークはバックの中から、
4人の後ろ姿がシルエットになった
ポスターを出した。
「え、これ、誰がデザインしたの?」
「A Iですよ。
いろんな要求を英語で入力して
こんな感じ。
すごいですよね。
文字もかっこよくなってて、
何だかワクワクしてきました。」
「確かに。
よし、やってやるか。
みんなで動画配信用の歌、
早速レコーディングしようぜ。」
「すいません、今日、残念ながら
レコーディング機械が故障中で
明日なら大丈夫です。」
「なんだよ、しっかりしてくれよ。
まー仕方ない。
んじゃ、明日までに仕上げておくさ。」
アシェルは俄然やる気を出した。
何だか、うまくいきそうな予感がした。