3
無法地帯の酒場で、魔族シンパだった女が裸で踊っている。魔術で絶対に一生消えない「追放囚人一級」の刻印を捺されて、奴隷に売り飛ばされたのだ。
これまで被害を受けていた人間の同性の女たちは絶対に彼女たちを許さなかったし、男たちも大部分はそっぽを向いた。その人間性の屑ぶりや罪の重さを考えれば(あまりにも憎悪を買いすぎていた)、多くの冷静な男たちには「愛玩ペット並みの愛人奴隷」にすることすら願い下げされてしまう(信頼性が「犬以下の女」なんてわざわざ飼育して面倒をみるのも御免だし、もし子供が出来ても困るだけ)。
今の立場は「通常の売春婦以下のリアル虐待用奴隷」で、最低限の倫理観・良心や優しさの欠片もない最悪の客たちを相手にするしかない。そもそも店の所有物の「奴隷」であって人権すらない(雇用されているだけの「人間」のホステスや売春婦とは根本的に違う)。
そんな境遇ですら、まだ死刑や魔族の食肉に売り飛ばされるよりはマシで、良い男に買われる可能性を最後の儚い希望にしながら、ボロボロに擦り切れていくしかない。しょせんは魔族利権シンパで利益を得ていただけの分際で、自己評価が過剰に高かったことがこの結末となった。
(どうして、あんな女なんかを選んだの?)
かつて最後のチャンスで「あなたの奴隷になります」と、良さげな男に擦り寄ろうとした。しかし彼は地味で子持ちで強姦歴(一時は売春も)まである他の女を「二号さん」に選んだ。目の前でデレデレして鼻の下を伸ばしながら「大変だったねえ」などと優しく囁いて!
まだ「不運・不幸だっただけの女」ならまだしも、極悪人グループで自発的肉便器では「いらない、お前は女としての価値すらない」。あのときのあの地味女の、勝利感に満ちた見下した笑顔を思い出すだけで、嫉妬と怒りで気が狂いそうになる。
もう一人の良さげな男は彼女よりも「リアル牝犬」を選んだ。セクシーに誘ってやってフラリと傾きそうになったのを、足元の飼い犬に一声吠えられて我に返りやがった。「愛情だけだったらこいつ(犬)の方がそこいらのバカ女より上なんだよなー。もし人間だったら結婚してたかも」などと皆と笑いながら言い交わしていた。
4
今も両手をロープで吊り下げられ、ダーツの的にされたり、鞭打たれている。
「やめて! 赤ちゃんがいるの! 止めてえ!」
誰のともしれない胎児を孕んだ三カ月。哀れみを乞うても殴り飛ばされるだけで、とうとうショックで破水して羊水を撒き散らしながら、苦悶にのたうち踊りながら野獣のように狂乱し絶叫する。
それから「めったに見れない最高に滑稽な見世物」として与えられたご褒美の麻薬で気持ち良く、わけがわからなくなって出産オーガズムしながら、自分が流産してひり出した未熟胎児を生のままムシャムシャと食べてしまった。
どうして自分が周り中の客たちから笑われているのかわからなかったので、なんだか楽しくなってきて公開オナニーを見せつける(強烈なアクメで大失禁の噴水を噴き上げながら)。その途中で麻薬の過剰摂取で絶命した。拍手と大喝采。
たぶん「女として最悪の死に方」だったろうが、本人にとっては「最後の救済」だったのだろうか。死に顔には浮かび上がったエクスタシーの表情がはりついていた。
ついでに彼女の最後の勇姿は看板のネタにされたらしい。与えられた称号は「奇跡の変態女」で、「女も人間も止めてしまった、品性が犬以下で、サキュバスやインキュバスすらドン引きさせる牝ブタ女だった」と賞賛されて語り継がれたそうだ。
無法地帯の酒場で、魔族シンパだった女が裸で踊っている。魔術で絶対に一生消えない「追放囚人一級」の刻印を捺されて、奴隷に売り飛ばされたのだ。
これまで被害を受けていた人間の同性の女たちは絶対に彼女たちを許さなかったし、男たちも大部分はそっぽを向いた。その人間性の屑ぶりや罪の重さを考えれば(あまりにも憎悪を買いすぎていた)、多くの冷静な男たちには「愛玩ペット並みの愛人奴隷」にすることすら願い下げされてしまう(信頼性が「犬以下の女」なんてわざわざ飼育して面倒をみるのも御免だし、もし子供が出来ても困るだけ)。
今の立場は「通常の売春婦以下のリアル虐待用奴隷」で、最低限の倫理観・良心や優しさの欠片もない最悪の客たちを相手にするしかない。そもそも店の所有物の「奴隷」であって人権すらない(雇用されているだけの「人間」のホステスや売春婦とは根本的に違う)。
そんな境遇ですら、まだ死刑や魔族の食肉に売り飛ばされるよりはマシで、良い男に買われる可能性を最後の儚い希望にしながら、ボロボロに擦り切れていくしかない。しょせんは魔族利権シンパで利益を得ていただけの分際で、自己評価が過剰に高かったことがこの結末となった。
(どうして、あんな女なんかを選んだの?)
かつて最後のチャンスで「あなたの奴隷になります」と、良さげな男に擦り寄ろうとした。しかし彼は地味で子持ちで強姦歴(一時は売春も)まである他の女を「二号さん」に選んだ。目の前でデレデレして鼻の下を伸ばしながら「大変だったねえ」などと優しく囁いて!
まだ「不運・不幸だっただけの女」ならまだしも、極悪人グループで自発的肉便器では「いらない、お前は女としての価値すらない」。あのときのあの地味女の、勝利感に満ちた見下した笑顔を思い出すだけで、嫉妬と怒りで気が狂いそうになる。
もう一人の良さげな男は彼女よりも「リアル牝犬」を選んだ。セクシーに誘ってやってフラリと傾きそうになったのを、足元の飼い犬に一声吠えられて我に返りやがった。「愛情だけだったらこいつ(犬)の方がそこいらのバカ女より上なんだよなー。もし人間だったら結婚してたかも」などと皆と笑いながら言い交わしていた。
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今も両手をロープで吊り下げられ、ダーツの的にされたり、鞭打たれている。
「やめて! 赤ちゃんがいるの! 止めてえ!」
誰のともしれない胎児を孕んだ三カ月。哀れみを乞うても殴り飛ばされるだけで、とうとうショックで破水して羊水を撒き散らしながら、苦悶にのたうち踊りながら野獣のように狂乱し絶叫する。
それから「めったに見れない最高に滑稽な見世物」として与えられたご褒美の麻薬で気持ち良く、わけがわからなくなって出産オーガズムしながら、自分が流産してひり出した未熟胎児を生のままムシャムシャと食べてしまった。
どうして自分が周り中の客たちから笑われているのかわからなかったので、なんだか楽しくなってきて公開オナニーを見せつける(強烈なアクメで大失禁の噴水を噴き上げながら)。その途中で麻薬の過剰摂取で絶命した。拍手と大喝采。
たぶん「女として最悪の死に方」だったろうが、本人にとっては「最後の救済」だったのだろうか。死に顔には浮かび上がったエクスタシーの表情がはりついていた。
ついでに彼女の最後の勇姿は看板のネタにされたらしい。与えられた称号は「奇跡の変態女」で、「女も人間も止めてしまった、品性が犬以下で、サキュバスやインキュバスすらドン引きさせる牝ブタ女だった」と賞賛されて語り継がれたそうだ。