- 作品番号
- 1723373
- 最終更新
- 2024/12/01
- 総文字数
- 15,896
- ページ数
- 1ページ
- ステータス
- 完結
- いいね数
- 8
- ランクイン履歴
-
総合21位(2024/05/15)
ヒューマンドラマ1位(2024/05/14)
男なんてグロテスクで醜くて大嫌い
人間が大好きなのに、性に気持ち悪さを感じる
男と女に疑問を感じる、少しひねくれたふたり
※ 性暴力の話を含むので、苦手な方は避けてください。
この作品の感想ノート
始めまして。お疲れ様です。
貴重なスペースをお借りして、僭越ながら感想を残させて頂きます。
自分以外が自分に干渉し、互いを理解しようとする中で、自分の思う関係と、これまでの自分と、そのギャップを感じる事は少なからずあると思います。
それがどういう形であろうと、他人に理解される事は簡単ではないかもしれません。
一度、嫌悪感を抱き、トラウマを植え付けてしまえば尚更、そこから脱却することは難しい事です。
拒絶して、それをどうにかしようとして、結局、このままが一番楽なことに気がつく。
それでも裏腹では、どこか期待してしまうのが、人の性。
拓実が、性別を超えて、心と心で自然と付き合える関係を求め、志乃を必要としたこと。
志乃が、どうにもならない現状をその弊害を憎み、救いを求め、拓実に頼ったこと。
一見、あっさりとして見えて、その期待が裏切られた時、今まで以上に、傷を作ることは分かっていても、互いに踏み出したその力強い一歩に勇気を頂きました。
恋人ではない。友人というのも少し違う。鏡写しのようでそうではない。不思議で複雑な関係性を、濁りなく、親しみやすく、重いテーマながらも、どこか清々しく描ききった手腕に脱帽です。
とても素敵な時間をありがとうございました!
これからもご無理の無い範囲での活動、頑張って下さい🍅
常に平行線な二人が、逆に同類であることを示しているような気がしました。
そして志乃が認めないのも、また同族嫌悪な感じがして良かったです。
素敵な作品をありがとうございました!
彼らのように感じている人はきっといるはずで。
こんなにも難しく複雑な心情を描ききったあささん、流石です!
境界線をはっきりと引いているから成り立つ関係性。
蚊帳の外から眺めていた私は、恋愛に発展してもおかしくない、なんて思いながら読んでいましたが、複雑な彼らがそう簡単に恋愛の枠にハマることはなく。
志乃のラストの言葉を見て、そういう考え方もあるのか、と思いました。
むしろ、そこまで志乃という人を見てきて、その選択をするほうがおかしいとも感じている私もいました。
それくらい、志乃がどんな子なのかが描かれていて、志乃らしく生きられる日々を予感させるラストはとてもよかったです。
素敵な物語をありがとうございました!
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