さようならにはまだ早い

ヒューマンドラマ

鈴谷なつ/著
さようならにはまだ早い
作品番号
1723369
最終更新
2024/04/28
総文字数
12,504
ページ数
1ページ
ステータス
完結
いいね数
5
ランクイン履歴

総合44位(2024/05/05)

ヒューマンドラマ2位(2024/05/05)

ランクイン履歴

総合44位(2024/05/05)

ヒューマンドラマ2位(2024/05/05)

短編小説コンテスト「マイノリティ×出会い」
応募作品です。
あらすじ
加害者の家族に、生きる権利はありませんか。

兄が殺人を犯し、周囲から迫害を受ける菜乃花。
死にたいと投稿したSNSで、
一緒に死にませんか、と声をかけてきたのは、
年上の男、ユキだった。


※直接的ではありませんが、性暴力および暴力的行為を連想させる表現があります。
苦手な方はどうかご注意ください。

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この作品の感想ノート

感想ノート、失礼します。
相反する二人だけど、その心情は似ていて。
ユキの言葉だから、菜乃花に届いたのだと感じ、二人は出会わなければならなかったのだとも思いました。
また、菜乃花が加害者家族となってしまったきっかけを知ったとき、事実だけを見つめていては、なにも見えてこないのだと気付かされました。
菜乃花の兄がしてしまったことは許されないけれど。
事情があれば、どんな罪も軽くなるわけではないけれど。
世間にとって許されない存在でも、菜乃花にとっては、この世に存在するたった一人の優しい兄。
その兄妹愛に触れたとき、とても心を揺さぶられました。
そしてユキも菜乃花と出会ったことで、少しずつ自分を許せるような変化があり、二人の間の運命のようなものを感じました。
出会わなければならなかった二人、出会うことができた二人に、いつか穏やかに笑える日々がやってきますように。
素敵な物語を、ありがとうございました!

2024/06/12 00:59

相対するふたつのマジョリティが静かに交差していく心情と描写に惹き付けられて、一気に読みました!私ならどうするかな?と考えさせられ、そう思ってまた読むと、深い愛情に溢れていました。難しいテーマを繊細に描ける文章力、流石です!素敵な物語をありがとうございます(*´︶`)

りた。さん
2024/05/01 09:51

拝読させて頂きました。
ユキからの言葉はもし、マジョリティの人達が言えばハナを傷つけたり何も分かってないと思われてしまいそうな言葉です。
それでもどこか同じでどこか違う、でも確かに通じあう部分があるユキに言われたからこそ彼女に「まだ先の長い人生」を思わせたのかなと思いました。

素敵な物語をありがとうございます。

くじらさん
2024/04/29 16:52

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