霞みゆく青と春

青春・恋愛

チドリ正明/著
霞みゆく青と春
作品番号
1722904
最終更新
2024/04/21
総文字数
117,069
ページ数
3ページ
ステータス
完結
いいね数
1
友達が少なく、恋愛をしたこともない、少々真面目がちだがごく普通の男子高校生 降谷碧都(ふるやあおと)は、図書室で何気なく手に取った恋愛小説に夢中になる。

アオトは恋愛小説を読むことで自分が持ち合わせていない価値観と、文字とイラストだけで人の心を奮い立たせることのできる”恋愛小説”に惹かれ、自分も書いてみたいと思うようになる。

同時に、アオトの隣の席に座るクラスメイト 星宮晴香(ほしみやはるか)もまた、プロのイラストレーターになることを夢見ていた。

ひょんなことからアオトは初めて自分で書いたオリジナル恋愛小説をハルカに読んでもらうことになったのだが、彼女の評価は散々なものだった。

だが、恋愛小説を題材にイラストを描き上げ、将来はイラストレーターを夢見ていたハルカは、アオトにある提案を持ちかける。

「私と恋愛経験を積む練習をしてみない?」

こうして二人の奇妙な関係が始まった。

放課後や休日は二人で様々な場所へ遊びに行き、アオトがハルカとの体験をもとに書き上げた小説を執筆し、小説をもとにハルカがイラストを書き上げていく。

しかし、ハルカにも大きな悩みがあった。
それはアオトはおろか、家族や友人にも明かせない大きな悩み、そして過去のトラウマ。


恋愛小説を書いてみたい者と有名イラストレーターを目指す者。

恋人でも友達でもない。

互いがうちに秘めた想いは、すれ違い、混ざり合い、時には共鳴しあい、各々が時間を追うにつれて成長していく。
あらすじ
降谷碧都と星宮晴香は恋愛小説をきっかけに出会った。
アオトの小説とハルカのイラストを組み合わせて作品を作ることになるが、ハルカには過去のトラウマと大きな悩み、そして秘密があった。

恋人でも友人でもない。小説とイラストを介した奇妙な関係。
互いの想いが混ざり合い、成長していく。

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