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「華梛?昨日は驚かせてごめん、もう大丈夫だから」
次の日の朝いちばん。櫂晴からの連絡があった。
あまり寝た気がしなかった私は、すぐにその着信に気がつき、電話に出た。
櫂晴の声は、いつも通りだった。
「楽久、様態も安定してるって。俺今から1回帰る。事情聴取もあるし今日は学校行かねーけど。大丈夫だから」
はっきりとしたその声に、私は安心した。
「そっか、連絡ありがとう。私も学校終わり病院寄るね」
「うん、じゃあそのときに。心配かけてごめん」
楽久くんも櫂晴もいない学校は、なんだか静かだった。
きちんと学校には来たけれど、不安そうに座っていた琴音に朝の櫂晴からの電話の内容を伝えるとほんの少し笑顔が見えた。
きっと大丈夫。
帰りも病院へ寄って、櫂晴の笑顔も見えた。
「数日のうちに目覚めると思うって」
楽久くんの両親からも、安心する言葉が聞かされて、私と琴音は安堵の息を漏らし、微笑み合った。
「華梛?昨日は驚かせてごめん、もう大丈夫だから」
次の日の朝いちばん。櫂晴からの連絡があった。
あまり寝た気がしなかった私は、すぐにその着信に気がつき、電話に出た。
櫂晴の声は、いつも通りだった。
「楽久、様態も安定してるって。俺今から1回帰る。事情聴取もあるし今日は学校行かねーけど。大丈夫だから」
はっきりとしたその声に、私は安心した。
「そっか、連絡ありがとう。私も学校終わり病院寄るね」
「うん、じゃあそのときに。心配かけてごめん」
楽久くんも櫂晴もいない学校は、なんだか静かだった。
きちんと学校には来たけれど、不安そうに座っていた琴音に朝の櫂晴からの電話の内容を伝えるとほんの少し笑顔が見えた。
きっと大丈夫。
帰りも病院へ寄って、櫂晴の笑顔も見えた。
「数日のうちに目覚めると思うって」
楽久くんの両親からも、安心する言葉が聞かされて、私と琴音は安堵の息を漏らし、微笑み合った。