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 見上げた空は、先程までの雨が上がり、雲の隙間から光がさしていた。
 夕方のオレンジ色と相まって、幻想的な景色が広がる。

 「うん、良い雲ばっかり。明日は晴れだね」

 なけなしの知識。
 もっと詳しいことを見なければ、正確なことは分からない。

 だけど、こんな可愛らしい予報も私の青春だった。

 「じゃあ明日も良いライブになるな」
 「全力で踊らして頂きますよ」

 私の適当な天気予報を当然のように聞き入れて笑う二人の笑顔を見て、私も笑う。

 もう大丈夫。

 たとえ雨が降っても、私達には太陽がある。


 交わることなんてないとおもっていた。

 君がくれた太陽は、雨上がりの空に。

 これからもずっと光り続ける。