…と、思っていました。
ですが、卒業式の後、三人で遊んでいると、なんとなく感じたことがあります。
お互いが忙しくなって、なかなか対面して話すことは難しくなるけれど、見えない形で、繋がっているのかもしれない。
少しだけ、そう思えました。
それは、遊んだ後トーク画面を見て、「また春休みも遊べるといいね」と、遊べる日程などを教えてくれていたからです。
心が、じんわりと温かくなっていく感覚を感じました。
合格発表の時は、嬉しさの中に、なぜか隠れた悔しさを感じていました。
どうして同じ中学校じゃないんだ、と、自分にこんな呆れるほどの頑固な思いがあることに気付き、驚きました。
どうあがこうと、変えられないものは変えられないのに、すぐ「しょうがない」と妥協できませんでした。
それが、小学生というものなのでしょう。
中学校へ行って、別々になろうとも、それは現実が変わっただけであって、思いさえ変わらなければ、またふらりと会える日が来るのではないか。
そんな、最初は考えてもいなかったことに気付くことができたと思います。

ずっと言えなかったこと、と考えて、みーちゃんのことが一番最初に思い浮かびました。
それと同時に、そのことを書くのならば、ハッピーエンドという概念を捨ててやろう、と思っていました。
けれど、結局、まだふんわりとしている気付きを得ることができました。
きっとこれから、自分も、これを読んでいる人も、みんな出会いと別れがあるのでしょう。
それが、自分の後悔しないものだったら、それでいいのかもしれません。
いくら後悔しても、それさえも受け止められる人になりたいです。
自分は、全く後悔していません。

親友へ。
いつも本当にありがとう。
これからもよろしくね。