「愛しています」は伝わらなくてもいい
現代ファンタジー
完
17
安土朝顔/著
- 作品番号
- 1716784
- 最終更新
- 2024/04/06
- 総文字数
- 84,618
- ページ数
- 27ページ
- ステータス
- 完結
- いいね数
- 17
- ランクイン履歴
-
現代ファンタジー4位(2024/02/25)
ファンタジー39位(2024/02/26)
- ランクイン履歴
-
現代ファンタジー4位(2024/02/25)
ファンタジー39位(2024/02/26)
約束の日だと一希は思っていた。あと数日で死ぬんだと。心残りがないと言えば嘘になる。やりたい事はそれなりにできた。
お母さんもお父さんも泣くだろうなあ。親不孝者の子供でごめんさない。
そう思っていたのに、一希は予定より早く死んでしまった。
「話しが違うんですが」
「そうですね。これは私も想定外です。一年にあるかないかの出来事なんですよ」
「そうなんですか?」
「ええ。突発的な死。後悔していますか?」
目の前の光景をして一希は心底嬉しそうに笑みを浮かべた。
- あらすじ
- 水垣一希は、意識不明のまま二〇歳まで生きていた。死期がきたが、死神が現れ一月の猶予を貰う事になった。
一希は、子供の頃に喧嘩別れした初恋の別所結乃に死神の力を借りて再会。
死期が決まっている一希は、結乃に惹かれつつ想いを口にする事はない。
結乃も一希に好意はあるが、友達という言葉で一線を引かれているために好意を伝えられない。
そして約束の期限がやってくるが……
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