【３・今後の展開】

　因縁の相手であるヒューゴを倒したアレンは、一躍時の人になる。
　彼が二度目の人生を歩みだした裏で、魔王の側近の一人ヴェロボロスが【時空の歪み】を感知し、時を操れる人間の存在に気づく。その人間の持つ【時間跳躍】のスキルを奪い、魔王復活を企てる。
　一方、ルーシーとパーティーを組むことになったアレン。しかし、ルーシーのスキンシップが幼馴染のそれを超えており、困っていた。
　そんな中、アレンはツンデレ騎士リーゼロッテが着替え中の更衣室に誤って入ってしまう。謝るアレンだったが、リーゼロッテは気が治まらず、退学を賭けて勝負を挑む。アレンは「俺が勝ったら仲直り」という条件で決闘をし、勝利する。アレンの強さと優しさに触れたリーゼロッテは、彼に恋心を抱き、パーティーに加わることになる。一方、ヴェロボロスは時を操る者がアレンであることを突き止める。
　数日後、アレンは保健室に引きこもる美少女ココと出会い、気に入られる。
　ダンジョン実習が始まる。アレンたちはココを仲間に入れて挑むことに。実習中、予定外の強力な魔物が出現（ヴェロボロスの仕業）し、生徒はパニックに陥るが、アレンが倒す。
　休日、ココに買い物に誘われるアレンだったが、デートと勘違いしたルーシーたちに大反対され、結局四人で出かけることに。
　街で買い物中、地鳴りがする。ダンジョンの方角から魔物の群れが街に押し寄せてきた。アレンはスキルを使って現場に一人で急行し、魔物の群れを退治する。一方、残された三人は街の人を助けながら魔物と戦う。このとき、ココは自分の正体に関する情報をうっかり漏らしてしまう。
　アレンは討伐完了後、街へ戻り、ココと合流する。ココを問い詰めると、彼女は正体を明かし、ヴェロボロスの姿に変身する。
　ヴェルボロスのスキルにより、アレンは【跳躍】スキルを封じられるピンチに陥る。しかし、合流したリーゼロッテが【暴食】でアレンに付与されている【貸借契約】を無効化。力を取り戻したアレンは反撃にでるが、ヴェロボロスの高い防御力の前に苦戦する。
　アレンはゾンビに回復スキルが効くことを閃き、ルーシーに治癒力を溜めさせ、彼女の時を進める。丸一日溜めた治癒力によるフルキュア（超全回復）で敵を倒す。
　アレンは仲間に「自分は災厄をもたらす人間だ。大切な仲間を傷つけたくない」と告げ、学園から去ろうとするが、二人に「仲間だからそばにいる」と止められる。
　アレンは最高の仲間に支えられながら、再び学園生活に戻るのだった。