星降る夜に、交わした約束。

青春・恋愛

鈴乃ほるん/著
星降る夜に、交わした約束。
作品番号
1714148
最終更新
2024/01/21
総文字数
8,037
ページ数
20ページ
ステータス
完結
いいね数
10
何もかもどうでも良くなって。


自暴自棄になりながら乗った
電車の行き先はこの世とは思えないほど
美しい海でした。


空を見上げればいまにも降りかかりそうな
ほどちりばめられた輝く星たち。


こんなに美しい景色を見たことはありません。


「……君、ここで何してるの?」


そんな中、不思議な少年に出会いました。


久しぶりに人と話して、
気持ちがだんだんとスッキリして。


でも、また1人になりたくなくて。


この時間が続けばいいと、
ずっと話をしてました。


そして、ふと少年は線香花火を取り出します。


なかなかつかない花火を
眺めながら、少年とある約束をしました。


それは……まだ、秘密です。


パチパチと弾ける線香花火。


私はこの線香花火の輝きを
忘れません。


どうか、君も消えないでーー。


✼••┈┈┈┈••✼••┈┈┈┈••✼

「もう、死んじゃおうかな」


来栖 夏海(くるす なつみ)


×

「死んだら、ダメだよ」


?????


✼••┈┈┈┈••✼••┈┈┈┈••✼


真夏の夜に出会った君との不思議な物語。
一生忘れられない、夏になりました……。


2023.12.29 執筆開始

この作品のレビュー

★★★★★
投稿者:碓氷澪夜さん
ネタバレ
ひと夏の、不思議な体験
レビューを見る

2024/02/16 15:58

この作品の感想ノート

面白かったです!
夏海の抱えているものを思えば、切なさと儚さがあふれてきました。
特に線香花火の場面がいいですね!
読んでいて、線香花火の咲き方は人生を表しているというお話を思い出しました。幸ある輝きに彩られることを願うばかりです。

素敵な物語をありがとうございました。

2024/01/31 20:00

この作品のひとこと感想

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