君の視線の先には私ではない人がいる。

そんなことはとうにわかっていた。

君からの卒業をしなければいけない。

懐かしい校舎も黒板も下駄箱も全てお別れ。

好きな人がいることはわかっていた。

君から卒業して私の視線の先に別の誰かがいる日を願って。