雪が灰色の空から降ってくる。

まるで無限に広がる紙吹雪。

触れそうで触れられない。

冷たい頬に手を当てる。

自分の存在を感じる瞬間。

粉雪は私を有限なものと感じさせてくれる。

無意味じゃなくちゃんとそこに存在していると。