ドキンドキンと自分の心臓の音と遥陽さんの声しか聞こえない。


緊張したけど私は遥陽さんのことを真っ直ぐと見た。



「初優ちゃん……俺、初優ちゃんと出会って変わったんだ。最初は紗夜さんの紹介だったけど話を聞いたり、初優ちゃんと実際に話をしてみて、毎日が楽しかった」


「………っ、」



ポツリポツリと話す遥陽さん。


ードキンドキン……。



「俺は初優ちゃんは運命の人だと思った。毎日話していて気づいたら好きになっていた。初優ちゃんのいない生活なんてもう考えられないんだ。だから……俺には初優ちゃんが必要で……つまり、」



スっと大きく息を吸って私を見つめる。



「初優ちゃんを愛しています。俺と付き合ってください!」